【皮膚病】「乾癬」ってどんな病気?ヒャダインが応援ソング配信。
「乾癬(かんせん)」の患者を励まそうと、自身も患者である音楽クリエーター、ヒャダインこと前山田健一(38)が制作した応援ソングの披露会見が9日、東京都内であった。「曲を通じて乾癬への正しい理解が広がればうれしい」と語った。
By 朝日新聞デジタル
周りの人で「乾癬」っていうことを全く知らない人が
「あ、こういう病気があるんだな」
って(知ってもらいたい。)
決して感染もしないし不潔でもないんだなっていうことを
知って頂く機会にもなれば良いと思いますし、
他の皮膚疾患の人達への
応援ソングにもなれば良いなという気持ちもすごくありますね。
今現在、乾癬で悩んでいる方にも
もちろん聴いて頂きたいですね。
孤独じゃないということを
知って頂きたいです。
あと「乾癬」という病気だと自分で
気付いていらっしゃらない方にも
是非聴いて頂きたいですね。
それで「私はこういう病気なんだ」ということを
知るきっかけになれば良いと思いますし、
あと「乾癬」という言葉自体を知らない方にも
聴いて頂いて、感染しなかったり
フケが不潔じゃないことなど色んなことを
知って頂きたいと思っております。
以上はヒャダインさんコメント
( 朝日新聞デジタル内動画文字起こし)
乾癬(かんせん)ってどんな病気なの??
銀白色の鱗屑(皮膚の粉)をともない境界明瞭な盛り上がった紅斑が全身に出ます。乾癬の患者さんの90%位がこの症状です(尋常性乾癬と呼びます)。大きさ、数、形は様々で、発疹が癒合して大きな病変を作ることもあります。できやすい部位は慢性の機械的な刺激を受けやすい頭部、肘・膝、臀部、下腿伸側などです。青壮年期に発症することが多く、多発しますが、通常、内臓を侵すことはありません。かゆみは約50%の患者さんにみられます。爪の変形や関節炎を伴うこともあります(関節症性乾癬)。まれに発疹が全身におよぶこともあります(乾癬性紅皮症)。その他、喉が痛んだ後(扁桃腺炎)に雨滴状の小さな乾癬皮疹ができる滴状乾癬、重症の汎発型性膿疱性乾癬があります。
サイトに画像あり。
https://www.dermatol.or.jp/qa/qa14/q01.html
かゆみがあり肌が赤く腫れ、かさぶたのようになって剥がれ落ちる症状。
ヒャダイン(前山田健一)さんについて
・ニコニコ動画にてヒャダインとして活動。
ゲームBGMをアレンジし自ら作詞した曲がSNSを通じて、日本国内外問わずアクセスが増加し、多大な反響を呼ぶ。
・アニメソングやアイドルソングを手掛け、オリコンシングルチャート1位獲得する。
・アニメ「日常」のOPテーマにて歌手としてもメジャーデビューを果たす。
楽曲制作のキッカケ
乾癬の症状が出始めたのは2012年ごろ。かゆみを伴って肌が赤く盛り上がり、やがて皮膚がうろこのようにはがれた。それが気になり、テレビで色の濃い衣装を着るときはずっと手で服を払っていた、という。会見で「人前で裸になりたくなくて、大好きなサウナにも行かなくなりました」と話した。
専門医にかかり、15年から本格的な治療を始め、今は症状は落ち着いている。
曲のタイトルは「晴れゆく道」。「乾癬啓発普及協会」(東京)と製薬会社アッヴィ(同)が「夢」をテーマに患者から募集したメッセージをもとに、ヒャダインさんが歌詞や曲をつくった。
できるだけ前向きに病と向き合ってもらいたいと、明るい曲調にした。サビの歌詞には「この肌を誇ろう」と盛り込んだ。「病気と向き合って頑張っている自分を誇ってほしい」
ミュージックビデオには、乾癬の患者がそれぞれの「夢」を書いた扇子を持つシーンがあり、ある女の子は「皮膚科医になりたい」と掲げた。「僕も完治ではないし不安もある。でも、あの女の子が完治する薬をつくってくれるかもしれない。ゴールテープはないけど、一人じゃないから」と呼びかける。
https://www.asahi.com/articles/ASM453SDNM45UBQU006.html
乾癬患者さんの声を聞いて応援ソングができた。
乾癬がなかった頃のようにスカートや半袖を着たいです。おでこを出したり髪もアップにしてお洒落を楽しみたいです。
人の視線を気にせず、笑顔で過ごしていけたらいいなと思います。匿名希望さん
乾癬から卒業出来たら…。
浴衣を着て、下駄を履いて夏祭りを見に行きたい。小鹿ちゃんさん夢は日常生活の当たり前の事が、当たり前に出来る様に戻りたいです。(自信をもちたい)
私は23才あたりから発症したので、お洒落をして夏は半袖を着たい!
温泉は個室でなく大浴場にも入りたい!
恋愛も臆病になったので積極的に!
今からでは難しいけど、仕事も美容関係に携わりたい!
乾癬を発症してなかったあの頃に戻れたら。これ以上酷くなりませんように。
あこさん
https://kansen-tweet.com/tweet-list.html
"忘れかけていたあなたの「夢」"をテーマとして全国の患者さんからツイートを募集し、その思いから今回の楽曲が誕生した。
ヒャダインさん、
「道端アンジェリカさんから勇気をもらった」
前山田さんは、「道端アンジェリカさんの告白もあり、とても勇気をもらえたし、前を向くことができました」と2017年5月に乾癬患者であることを公表したモデルの道端アンジェリカさんから大きな力をもらったことを告白。道端さんは当時、発症の跡も残ったすっぴん姿の写真ともに乾癬を公表し、その勇気ある行動が大きな反響を呼んでいました。
前山田さんのブログには、「ヒャダインさんや道端さんのカミングアウトのおかげで まわりの人たちに 自分も乾癬だと告白することができました」「外に出るのも嫌になったり~ 人に会うのを避けたりと~ 辛い思いをして過ごしていました ヒャダインさんの曲を聴いて元気が出ました」「いつかキレイな肌になれると信じて頑張りたいと思います」など皮膚疾患に悩む人々からコメントが寄せられています。
https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1904/09/news119.html
今回のヒャダインさんや道端アンジェリカさんのように、著名人の方々がこういった病気の認知度を高めることによって、世間での病気に対しての向き合い方が変わってくると思いました。
また楽曲制作も手掛けているヒャダインさんによる「音楽の力」は物凄く心強いものなのではないでしょうか。
乾癬ではありませんが、私も皮膚病を患っているため、今回発表された楽曲「晴れゆく道」で勇気をもらうことができました。
心の温まるニュースでした。