ダイハツに続きスズキも大量リコール!
先日ダイハツが大量のリコールを公表した束の間、スズキも大規模なリコールが発生しました。
スズキは12日、ブレーキや速度計など安全性能に関する検査でも不合格とすべき車両を合格させていたとする不正問題の調査報告書を国土交通省に提出した。東京都内で記者会見した鈴木俊宏社長は、保安基準に適合しない恐れがあるとして、「リコール(回収・無償修理)台数は約200万台、費用は約800億円を見込んでいる」と述べた。(引用サイトページ)
先日のダイハツを上回る台数のリコールのようです。
経営にも約800億円の支出はかなりの痛手でしょう。
現時点(4月12日22時)では詳細な車種は明らかにされていませんがおよそ40車種にも上る見込みだそうです。
一回の届け出では過去最多を記録しました。
・今回のリコール発生の原因
出荷前のすべての自動車を検査する「全数検査」の工程のうち、ブレーキやハンドル、速度計などでも不正が見つかった。弁護士の聞き取り調査によると、国内の3工場で1981年6月から2019年1月にかけて不正があったという。社内規則で不合格とすべき車を合格にしていた例もあった。
無資格の検査員が、完成した車の安全を確認する最終検査にあたっていたことも判明。適正に検査したことを証明する検査印は班長などの印章を使わせていたという。
(引用サイトページ)
ずさんな管理の元で生産されていたことが伺えます。
車の安全を確認する重要な工程が疎かなことに対してTwitterでの反応は
スズキまたリコールかよ…次の買い替えはマジで要検討だな…
(@mattya0616)
えっ。スズキのリコールの車種教えて!
3月スペーシアカスタム納車したばっかなんですけど!
(@arika_arika728)
スズキもリコールか。 こんなん詐欺やろ。 検査に不正って、 分かってて販売してるわけやからな。 またリコールで無駄な時間使うわ。 いくらか金返せよって思うわ。
(@uinpan17nori)
といった不安や怒りの声が上がってます。
また車種の詳細情報が出ていないことにも不満の声が募っています。
・スズキの対応について
不正の再発防止に向けた設備更新などのために今後5年間で1700億円規模の投資を実施することも明らかにした。
同社は同日、国土交通省に測定データの書き換えなど一連の不正に関する調査報告書を提出した。昨年起きた完成検査の不適切な事例について詳細な原因分析を進めてきた。報告書によると、検査員の人員不足、検査工程の時間不足、教育体制の機能不全などが原因に挙がっているほか、工場のレイアウトや検査設備の老朽化などにも問題があったしている。
再発防止策としてはまず、経営陣による品質保証へのコミットメントを強化する。社長を再発防止策の総責任者とし、防止策の実行責任者を新たに設置する「検査本部」の本部長とし、役員が担う。また、今後2年間で約200人の完成検査資格者(3月末時点で223人)を育成する。(引用サイトページ)
設備投資や人員の育成に力を注ぎ、不正再発防止に向けて動いていくようです。
昨年の不適切な事例に対してメスを入れた結果が今回の公表に繋がったようです。
先日のダイハツ、日産、スバルに続きスズキもリコールということで
日本の主幹産業の一つが2019年度始めからこの様子では不安になりますね。
今後、各社の真摯な対応は必要不可欠であると言えるでしょう。
※追記
4月23日現在でも一覧で対象車種は確認できませんが、対象車種かどうかの確認をすることができるページがありましたので掲載しておきます。
スズキのお車をご利用の方は一度ご確認ください。
車台番号で判別しているようなのでご用意していただければスムーズかと思います。