【訃報】『ルパン三世』原作者のモンキー・パンチさん死去。
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「ルパン三世」の原作者で、漫画家のモンキー・パンチ(本名加藤一彦〈かとう・かずひこ〉)さんが11日午後7時26分、肺炎のため死去した。
81歳だった。
葬儀は近親者で済ませ、後日、しのぶ会を開く予定。
(朝日新聞デジタル引用)
ルパン三世の生みの親であるモンキーパンチこと加藤一彦さんが肺炎で亡くなったということです。
日本を代表する作品の一つを創り上げた方が一人この世を去ってしまうのは大変悲しいことです。
・モンキーパンチはどんな人物なのか。
【本名】
加藤一彦
筆名として『加東一彦』『ムタ永二』『かとう・一彦』
などの名義を用いることがある。
【職業】
漫画家、デジタルクリエイター
【出身】
北海道 厚岸群出身 1937年5月26日生まれ
【概要】
『ルパン三世』や『一宿一飯』をはじめとして、多数の青年漫画を手掛けた。漫画の制作にコンピュータを積極的に取り入れており、デジタルマンガ協会を設立すると、その初代会長に就任した。『ルパン三世』のみならず、『復讐屋』や『シンデレラボーイ』、近年では『MUSASHI -GUN道-』など、アニメ化された作品も数多い。(wiki引用)
・モンキーパンチという名前の由来
漫画家時代の編集長に命令でペンネームを
『モンキーパンチにしろ』と言われ改名したものの
本人は気に入ってはいなかったようですぐに変えるつもりでした。
しかし、『モンキーパンチ』名義の作品が大ヒットしてしまった結果変えるに変えられなくなってしまったのです。
『モンキーパンチ』というペンネームは西欧風の作画からどこの国籍の人が描いているかわからなくするためだったそうです。
好きでもないペンネームでヒットしてしまった時の
気持ちは複雑だったに違いありませんね。
さて、モンキーパンチさんの作品で最も有名なのは
『ルパン三世』かと思いますがこの作品は
いくつかの作品から影響を受けているみたいです。
・『ルパン三世』制作に影響を与えた作品
【作風について】
モンキーパンチさんの作風が『西欧風』なのはMADというアメリカの雑誌に出会い、
中でもモートドラッカーという作家の画風に魅力を感じていたからだそうです。
(余談:赤塚不二夫もMADに影響されたと公言しているようです)
また銭形警部とルパン三世が"追いかけっこ"している姿はどこかで見覚えがありませんか?
モンキーパンチさんは『トムとジェリー』の掛け合いが好きだったことから
そのままルパンの世界に採用しているんです。
言われてみれば構図は全く同じですね!!
今回の訃報を受けてSNS上の声をいくつかご紹介します。
https://twitter.com/FIAT_JP/status/1118483423385899008
まずはルパンの愛車が『FIAT 500』というところからFIAT JAPANの公式アカウントから追悼のメッセージが寄せられています。(アニメ版で多く見られる)
https://twitter.com/aniki_z/status/1118493311864410113
追悼の意を込めて水木一郎さんがテーマソングを披露しました。
他にも哀悼の意を込めてイラストなどの作品が多く見られました。
そのどれもが愛にあふれており、どこか温かみを感じるものばかりでした
長く受け入れられる作品を数多く排出した方がいなくなってしまうことは非常に残念です。
生み出されてから今なお、国内外問わず浸透している作品は類を見ないでしょう。
世の中に大きな影響を与えた先生のご冥福を祈っています。